船にも電動化の波 ワイヤレスで充電、人手少なくてもOK

加茂謙吾
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 船をワイヤレスで充電する技術の実証実験が27日、大阪市天満橋の近くで行われた。塩害に強く、作業にかかる人手も少なく済むのが強みで、電動船の普及につなげる狙いがある。

 実験は関西電力や電気機器メーカーのダイヘンなどが共同で行った。コイルで磁力を発生させて高出力の電気を送る仕組み。この日は高さ1メートルほどの箱に入った試作機を船着き場と船上に1台ずつ設置。スイッチを入れると、船着き場から船上の試作機に電気が送られ、バッテリーが充電された。

 波のうねりで船が揺れても充電を続けることができ、小型船だけでなく大型船への対応も検討する。まずは2025年大阪・関西万博で展示・運用することを目指す。関電ソリューション本部の奥戸義昌副本部長は「機器の安全性や効率性が高まれば電動船が普及する。電力のマネジメントなども必要になり、事業性が見いだせる」と話した。加茂謙吾