日米の台湾関与「深入りすれば、痛みを増す」 中国国防省が牽制

北京=冨名腰隆
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 中国国防省の呉謙報道官は27日の定例会見で、1月上旬の日米外務・防衛担当閣僚会合(2プラス2)で中国への強い牽制(けんせい)が示されたことについて、「中国内政に干渉し、虚偽の情報で悪意をもって中国に泥を塗っている」と述べ、日米側に申し入れを行ったことを明らかにした。

 呉氏は「世界には国際法に基づく国際秩序しか存在しない。ルールや秩序について、米日が中国を批判する資格などない」と指摘。中国脅威論については「何度も繰り返されてきたうそで、歴史のごみ山に捨て去るものだ」とした。

 そのうえで、台湾問題への関与を強めようとする日米の動きを「独立を目指す勢力に誤った信号をおくるもので危険だ。米日は深入りするほど将来的な痛みが増すことになる」などと強調した。

 また、呉氏は中国の核兵器増強について米国が懸念を示していることに関し、「中国はいかなる時にも核兵器を先に使用しない政策を守り、核兵器を持たない国や地域を無条件に脅さないと明確に約束している。世界の核軍備競争を引き起こしているのは米国だ」などと批判した。(北京=冨名腰隆