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妊娠中絶9.6%減、2020年度 コロナ禍が影響?

新型コロナウイルス

久永隆一
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 2020年度の人工妊娠中絶は14万1433件で、前年度より9・6%(1万4997件)減った。厚生労働省が27日公表した。未成年の減少率が大きかった。新型コロナウイルスの感染拡大が始まった20年は妊娠の件数も減少しており、中絶にもコロナ禍が影響した可能性がある。

 19年度は前年度比3・3%減で、20年度はこの約3倍の減少幅となった。未成年で最も減少率が高かったのは、「15歳未満」の前年度比31・7%(59件)減だった。15~19歳のいずれの年齢でも15・6%減~28・6%減の高い減少率となった。

 厚労省の担当者は「中絶は明らかに減っているがその原因分析はできていない」としている。

 厚労省の研究班が全国の約200の医療機関を対象にした別の調査では、20年5~7月の各月の中絶件数は前年同月より2割ほど減少。20年中でもこの期間が特に減少幅が大きかった。

 20年に自治体の窓口に提出された妊娠届は87万2227件で、前年より約5%減っていた。研究班は「20年3月から5月は自粛期間にあたり、妊娠を控える動きがあって妊娠届が減ったのだろう」と分析している。(久永隆一)

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