• アピタル

濃厚接触者の自宅待機「7日が妥当」 オミクロン97%が5日内発症

新型コロナウイルス

阿部彰芳
[PR]

 新型コロナウイルスオミクロン株に感染した人の97%は5日以内に発症していることが、国内3カ所の保健所の共同調査でわかった。濃厚接触者は現在10日間の自宅待機が求められているが、調査グループは「7日間以内で設定するのが妥当」と結論づけている。

 調査は、厚生労働省新型コロナ対策に関する事業の一環で、大阪府藤井寺保健所、吹田市保健所、茨城県潮来保健所が実施した。

 対象は、オミクロン株が優勢になった1月1~18日に発症、診断された感染者131人。感染した場所と日が特定でき、保健所の調査で推測された感染ルート以外に感染の機会が見いだせなかった人に限った。

 これらの人の感染から発症までの潜伏期間は平均3・0日(最短1日、最長8日)。127人(97%)は5日以内で、年齢による違いは見られなかった。

 統計的に推計すると、95%は遅くとも6・8日以内に発症していた。藤井寺保健所などでは、デルタ株の潜伏期間も調査し、95%は遅くとも7・0日以内に発症していた。

 新型コロナに感染した人の濃厚接触者は従来、14日間の自宅待機が求められてきた。世界保健機関(WHO)などの調査で、感染から発症までの潜伏期間の最長が14日とみられてきたためだ。

 だが、オミクロン株の大流行を受け、厚労省は今月14日、10日間に短縮。さらに短縮する方向で政府は検討している。

 藤井寺保健所の田中英夫所長は「濃厚接触者の自宅待機期間は、最も長い潜伏期間を目安にして決められる。その観点で見れば、オミクロン株においては7日で十分過ぎるくらいだ」と話す。

 厚労省が10日間に短縮を決めた際に参考したのは、国立感染症研究所の分析だった。自治体や医療機関が新型コロナの感染者情報を入力するシステム「ハーシス」のデータにもとづいており、94・5%が7日以内に発症すると推定された。(阿部彰芳)

新型コロナウイルス最新情報

新型コロナウイルス最新情報

最新ニュースや感染状況、地域別ニュース、予防方法などの生活情報はこちらから。[記事一覧へ]