小泉、菅両元首相、新党結成?小泉氏「ノータッチだ」 脱原発で会見

小手川太朗
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 小泉純一郎菅直人の両元首相が27日、東京都内で記者会見を開き、欧州連合(EU)が脱炭素を理由に原発容認を検討していることに「脱原発と脱炭素の共存は可能だ」と抗議した。

 EUの行政を担う欧州委員会は今月、脱炭素につながるエネルギー源に原発と天然ガスを位置づける方針を示した。小泉氏は日本やEUの原発政策について「核のゴミはいずれどこかで処分しなければならないのにどんどん増えていく。無責任だ」と批判した。

 菅氏は東京電力福島第一原発事故の対応にあたった経験をもとに「あとわずかで東京全員が逃げなければならない寸前だった」と指摘。農地に支柱を立て、その上にソーラーパネルを設置する「営農型太陽光発電」を挙げ、「全ての電力を再生可能エネルギーで実現することは可能」と持論を述べた。

 小泉、菅両氏は原発事故以降、「脱原発」で一致している。出席者から、2人で新党を結成する予定はないかと問われると、「政界にはノータッチ」(小泉氏)、「考えていない」(菅氏)と否定した。(小手川太朗)

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    前田直人
    (朝日新聞コンテンツ戦略ディレクター)
    2022年1月28日0時28分 投稿

    【視点】月日がたつのは早いもの。小泉政権のころ、私は一線の政治記者として国会内の赤じゅうたんを這いずり回る日々を過ごしていました。国会の華といわれる予算委員会で、楽しみにしていたのは小泉純一郎氏と菅直人氏の論戦でした。この二人はライバルとしての相性

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    佐藤武嗣
    (朝日新聞編集委員=外交、安全保障)
    2022年1月27日22時53分 投稿

    【視点】 私は以前、青森支局時代に六ケ所村の核燃サイクルを担当していました。「サイクル」といっても、それはプルトニウムの再利用に過ぎず、仮に再処理工場がフルに稼働したとしても、高レベル放射性廃棄物という「核のゴミ」は蓄積され続ける、「非循環」システ