鳥取砂丘で自動運転バスの走行実験 2月1日から試乗モニター募集

石川和彦
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 自動運転で小型バスを運行する実証実験が、2月から鳥取砂丘鳥取市)で始まる。路線バスの運転手が不足し、高齢化も進んでいることへの対策で、市内のバス事業者などが実施主体になり、協力する鳥取市が経費の一部を補助。試乗モニターも2月1日から募集する。

 市によると、実施日は2月は17~20日と23日、3月は1、2、4~6日の計10日間。

 砂丘観光の中心「東側エリア」にある鳥取砂丘会館と、高級リゾートホテルの開業などが予定される「西側エリア」のチュウブ鳥取砂丘こどもの国を結ぶ区間(往復約4キロ)を1日4回、約20分で走行する。

 実験で使うバスは仏ナビヤ社製の「アルマ」(定員14人)。全長4・7メートル、幅2・1メートル、高さ2・6メートル。ハンドルがなく、自動走行に必要なシステムやセンサーを搭載した電気自動車で、最高時速19キロ。

 緊急時に手動で運転操作をするセーフティーオペレーターと補助役の保安員各1人が同乗。自動運転走行の資格を取得した実施会社で地元の日ノ丸自動車と日本交通の運転手が務める。

 今回の実験では、将来的な無人走行に向け、円滑な走行のために必要な道路構造を把握したり、オペレーターの操作技術を確認したりする。必要な費用は約3千万円。このうち、約2千万円を市が補助する。

 市交通政策課によると、県東部のバス運転手は190人(2012年度)から171人(18年度)に減少。若い人がほとんど入らず、5~10年後には半減する恐れがあると心配されている。同課の担当者は「地域公共交通を維持・確保していくために自動運転技術を活用した取り組みを進めたい」としている。

 同課によると、福岡市名古屋市が自動運転バスの実証試験をし、茨城県境町などではすでに本格運行が始まっているという。

 募集する試乗モニターは160人。1回あたり5人まで乗車。2月17、18日を除く8日間で受け付ける。事前予約制で無料。問い合わせは実施会社の一つ、WILLER(050・1744・9669)へ。(石川和彦)

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