違法賭博より夜の店が重い処分?「再び土俵に上がること許されない」
付け人を連れだって賭博店の違法スロットに興じていた幕内英乃海に、出場停止1場所と報酬減額20%(2カ月)の懲戒処分が下された。幕下だった紫雷(しでん)(現十両)は、譴責(けんせき)の懲戒処分。2人の監督責任を問われた師匠の木瀬親方(元幕内肥後ノ海)は、八角理事長(元横綱北勝海)から厳重注意を受けた。
27日、日本相撲協会の理事会で決まった。英乃海の出場停止は、師匠の判断で謹慎休場した初場所が対象で、紫雷とともに3月の春場所は出場可能となる。
2人は昨年7月末~8月の計2回、埼玉県草加市の賭博店を訪れ、違法なスロットをしたとされる。今月25日には埼玉県警に単純賭博容疑で書類送検された。
賭博店への出入りは場所後で、協会の新型コロナウイルス感染対策ガイドラインに沿った外出禁止期間ではなかった。
コロナ下ではガイドライン違反に該当する外出などを理由に、当時大関だった朝乃山が夜の接待を伴う飲食店に出入りして出場停止6場所、平幕だった阿炎と竜電が同3場所などの厳しい懲戒処分を受けていた。
「再び土俵に上がることは許されない」
処分の軽重について、芝田山…
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【解説】 この問題は、根本的にはスポーツ選手と違法賭博の関わりを考えていく必要があると考えます。 角界では、2010年にも60人以上の力士や親方が野球賭博に関わったことが明らかになりました。2016年にはバドミントン選手2人が違法賭博で処分を受