ソニーEV参入、「走るスマホ」実現へ トヨタやホンダ社長「歓迎」

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鈴木康朗、神山純一、福田直之
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 ソニーグループの電気自動車(EV)事業への参入表明が注目されている。事業を担う新会社を今春設立し、量産化を検討する。国内大手電機メーカーが、完成車の量産検討を表明するのは初めてとされる。

 日本自動車工業会の三部敏宏副会長(ホンダ社長)は27日の会見で、業界活性化の観点から「歓迎したい」と述べた。同席した自工会の豊田章男会長(トヨタ自動車社長)も「自工会に入られるのかなと思って、お待ちしています」と述べた。

 三部氏はソニーの動きについて、欧米や中国などでも広がる新規参入の一環だとの考えを示した。

 自動車業界では、完成車を製造する大手メーカーを頂点に部品メーカーが連なる「垂直統合」モデルが主流だった。ソニーはEVの製造を他社に委託する「水平分業」モデルをとる方針だ。

 自動車業界でも家電業界と同じように水平分業が広がるとの見方があるが、新興EV専業メーカーの米テスラは垂直統合モデルをとっている。三部氏は「EVの世界も垂直統合型でやっている会社もある。必ず水平分業になるということではない」と述べた。

 ソニーグループで電気自動車(EV)の開発責任者を務める川西泉・常務が朝日新聞の取材に応じた。EVについて「買った後も進化を続けられる車にしたい」と強調した。「走るスマホ」化が進むことで、デジタル技術が得意なソニーの強みが発揮できると語った。

■ネット販売も視野…

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    福田直之
    (朝日新聞記者=産業、テック、中国)
    2022年1月28日14時7分 投稿

    【視点】 ソニーグループは年初に米家電見本市(CES)で電気自動車(EV)事業への参入を表明しました。その熱気がさめやらぬなか、開発責任者の川西泉常務がインタビューに答えました。  従来のように「走る・曲がる・止まる」の評価から、サービスやソフト