敗北の控室で語った「次」のかけ声 大人の日本代表が中国破り4連勝

照屋健
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 サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会アジア最終予選は27日、各地で第7戦があり、B組の日本(世界ランキング26位)は、埼玉スタジアムで中国(同74位)と対戦して2―0で勝ち、4連勝を飾った。勝ち点を15に伸ばし、W杯出場圏内のB組2位を守った。日本は前半、FW大迫勇也(神戸)のPKで先制。後半にFW伊東純也(ゲンク)が3試合連続ゴールとなる追加点を決めた。

 B組で出場権を争う3位のオーストラリアは4―0でベトナムに勝ち、勝ち点14とした。

 第8戦は2月1日。日本はB組首位のサウジアラビア埼玉スタジアムで対戦する。

 中国戦の前日会見。相手の印象を問われた日本代表の森保監督は言った。

 「どういうチーム作りを進めているか、全くわからない」

 中国は昨年12月に新たな監督が就任したばかり。現地で選手を50人以上集め、合宿しているという報道もあった。相手の情報も少ないなか、いかに戦うか。MF田中はこう話していた。

 「サッカーは相手とやるもの。ピッチに入って10~15分で相手がどうやってプレーするのか、観察していければいいかな」

 昨年9月の対戦で5人のDFを並べた中国はこの日、4バックの布陣に変えてきた。それでも日本は落ち着いていた。特に守田、遠藤、田中のMF3人の動きがよく、相手のプレスがかけづらい位置どりで、効果的にパスを回した。

 前半13分の先制点のPKを獲得したのは、守田、遠藤のパスが起点となったもの。相手の出方をみながら序盤の15分以内に1点を奪い、試合を優位に進めた。

 「日本代表は大人の集団。誰かが引っ張るものではない」。GK権田が語っていた。昨年10月の敵地サウジアラビア戦に敗れた後、誰が切り出すことなく、控室で「次、次」と声をかけあい、球の奪い方を話しあったという。そこから巻き返しての4連勝だ。

 主将の吉田、冨安の主力DF2人が不在でも、3人のMFを中心に試合を落ち着かせた。ピンチはほとんどなし。次戦の首位サウジアラビア戦に向けて、きっちり勝利をつかんだ。(照屋健)