新型コロナウイルス感染者の濃厚接触者の待機期間について、厚生労働省は、現在の10日間から7日間に短縮する方向で調整に入った。このまま濃厚接触者が増えれば社会機能の維持が難しくなるおそれがあるため。28日にも政府内で協議し、最終決定する見通しだ。
濃厚接触者の待機期間は、従来は14日間だった。現在主流になっているオミクロン株の潜伏期間が約3日と短いことがわかり、厚労省が今月、10日間に短縮していた。
国立感染症研究所によると、濃厚接触者の発症リスクは感染者に接触して10日間なら1%未満だが、7日間だと5%程度となる。政府内では、残存リスクをどこまで許容できるか議論をしていた。コロナ対策を政府に助言する感染症専門家らは、健康状態の確認などを続ければ、7日間に短縮しても、14日間待機したのと同程度までリスクを下げられると提言していた。
また、輸送など暮らしを支え…

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