やっぱり芸妓になると決めた高校生 インスタで探した面接先

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松永和彦
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 華やかな刺繡(ししゅう)が施された黒紋付きに身を包み、頭にはべっこうの髪飾り。扇子を手に華麗に舞う。三味線と唄に合わせて、祝いや祈りが込められた「松の緑」を堂々と披露した。

 大阪・ミナミに唯一残るお茶屋「たに川」(大阪市中央区島之内2丁目)で今月20日、美与鶴さん(22)が、舞やお茶などで客をもてなす「立方(たちかた)」の芸妓(げいこ)としてデビューした。「コロナ禍でも長年の夢をかなえられた。感謝したい」

 みよづる 1999年生まれ。「美与鶴」の名は、本名の読みから一字を取った。アイドルグループの「SixTONES(ストーンズ)」や「嵐」のファン。特技は歌と打楽器。自分の考えははっきり意見する性格。

 京都市東山区生まれ。花街と関わりの深い環境で育った。母親も元芸妓で、近所の舞妓(まいこ)のお姉さんは妹のように接して遊んでくれた。芸舞妓の道に進もうと小学4年のときに決めた。舞妓にならずに高校生になる自分の姿が想像できなかった。

 人と話をするのが大好き。伝統芸能に関わることができるのも魅力だった。

 中学3年生のとき、地元で舞妓の修行を始めた。1年間、舞やおはやしの稽古、宴席の手伝いに励み、中学卒業後に舞妓になった。舞妓は芸妓になる前の修行中の身で、いずれは芸妓に、と思っていた。

 しかし、仕事上のトラブルに巻き込まれたこともあり、2018年1月、志半ばのまま18歳で引退した。

 高校卒業の資格を得るため…

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