アップル、iPhone好調で最高益 メタバースは「大きな可能性」

サンフランシスコ=五十嵐大介
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 米アップルが27日発表した2021年10~12月期決算は、売上高、純利益ともに過去最高となった。半導体不足など供給網の制約があったものの、売り上げの約6割を占めるiPhone(アイフォーン)などが販売を伸ばした。

 売上高は前年同期比11%増の1239億ドル(約14兆円)、純利益は20%増の346億ドル(約4兆円)となった。iPhoneの売り上げが9%伸び、過去最高だった。コロナ禍での巣ごもり需要を反映して、アプリ配信サービス「アップストア」などのサービス事業も24%増えた。定額サービスの利用者は7億8500万人となり、1年で3割近く増えた。

 「これまでで最高の四半期だった」。ティム・クック最高経営責任者(CEO)は電話会見でそう話した。供給網の制約による影響は「まだ厳しい状況だ」としながらも、「(1~3月期は)改善していく」との見方を示した。

 地域別の売り上げは、主要市場の欧米が伸びたほか、中国が前年同期比で2割増の高い伸びをみせた。日本は同14%減だった。

 仮想空間「メタバース」への注目が集まるなか、アップルが年内にも拡張現実(AR)グラスを出すとの観測が出ている。メタバースについて問われたクック氏は、アップストアで1万4千超の拡張現実(AR)関連のアプリが取り扱われていることを挙げ、「数百万人に素晴らしいAR体験を提供している」と指摘。「この分野には大きな可能性があり、我々も投資をしていく」としつつ、具体策への明言は避けた。(サンフランシスコ=五十嵐大介

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    伊藤大地
    (朝日新聞デジタル編集長)
    2022年1月28日11時22分 投稿
    【視点】

    AppleがGoogleやFacebook(現Meta)と違うところはどこか。それは、デバイスの販売で多くの利益を上げている点です。売上でみると、GoogleやFacebookの実態は広告事業者であり、Appleは電機メーカーなのです。この