交通事故から我が身を守る、キラリと光る制服 高校生らデザイン考案

柳川迅
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 勉強や部活動に忙しい高校生は、帰宅が夜間や夕暮れ時になってしまいがち。そんな自分たちを、交通事故から守ってくれる制服をつくろう――。福井市の啓新高校ファッションデザイン科の2年生らが反射材を採り入れた新しい制服のデザインを考案した。

 このほど同校で発表会があり、モデル役の生徒が着用した、男女の夏服、冬服の計4組がお披露目された。新制服は来年度の新入生から導入される予定だ。

 同校は昨年5月、交通事故対策の一環として、県警から、反射材の普及促進モデル校に指定された。服飾を学んでいるファッションデザイン科があることから、2年生33人が6班に分かれて6月からデザインを検討した。

 まず、スラックスとスカートの後ろの裾には、同校のシンボルマークの「K」の字の反射材を付けた。冬服のブレザーはボタンに、夏服のワイシャツは胸ポケット部分に、それぞれ反射材を使うデザインも決めた。ブレザーは前のボタンだけでなく、袖のボタンにも反射材を付けることで、後ろから近づく車からも目立つようにしたという。

 デザイン担当の生徒を代表して発表会に出席した同科の印牧悠莉さん(17)は「なるべく元の制服のデザインを崩さないようにし、反射材を使っていてもおしゃれに見えるようにした。夜間の事故がゼロになることにつながればいい」と話していた。

 県警によると、県内では昨年の交通事故の死者数が26人と過去最少になったが、日没1時間前後の薄暮時の事故のみ前年より3件増加して7件になった。歩行者の死者のほとんどが反射材を身につけていなかったという。(柳川迅)