皇室とトンガ王室、世代をまたぐ絆 両陛下が噴火にお見舞い伝える
杉浦達朗
海底火山の噴火で被害を受けたトンガの国王ツポウ6世に対し、天皇陛下は電報でお見舞いの気持ちを伝えた。陛下はこれまでにトンガを3度訪問しているほか、上皇さまや秋篠宮さまも同国と関わりがあり、皇室と王室の親交は深い。天皇、皇后両陛下は被災状況を注視し、トンガ国民の無事を祈っているという。
電報は、噴火から4日後の19日付で伝えられた。両陛下は、皇太子ご夫妻時代の2015年にツポウ6世の戴冠(たいかん)式に出席するために同国を訪問。療養中の皇后雅子さまにとって、2年2カ月ぶりの海外での公務だった。側近によると、両陛下は王室だけでなく、「訪問時に受けた国民の歓迎に感謝されている」という。
陛下単独では、06年にツポ…