あなたへの古本、探します コロナ禍だからこそ「心の栄養に」

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酒本友紀子
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 書店員が本を選んでくれる「選書サービス」。コロナ禍で静かな人気を呼んでいるが、福島市でブックカフェを営む夫婦が昨年始めたのは古本の選書だ。小さなころに読んだ絵本、忘れられない風景、暮らしたい場所――。依頼主に記入してもらった内容をもとに、その人の生活や人柄に想像をめぐらせた「おすすめの本」を届ける。夫婦の優しさがにじむ選書の評判がじわりと広がっている。

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選書する清野さん夫婦。「未知の世界」「自制の縛りを解いて」など裏テーマを決めて選ぶという=福島市上鳥渡のカフェ「清学舎」

 「ボリビアのウユニ塩湖に行きたいというこの人には、あえて違う場所のガイドブックにしましょ」

 「この人にはもっと『とがったロンドン』の本がいいと思うの」

 国道の裏通りにあるブックカフェ「清学舎」。1月中旬の閉店後、清野育宏(やすひろ)さん(63)、奈保美(なおみ)さん(64)夫婦が文庫本や絵本をテーブルに並べ、話し合っていた。昨年5月から始めた選書サービス「Book Log」の作業だ。

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依頼主が書き込む冊子。「わたしは異国料理が好きです。あなたの好きな食べ物や料理は何ですか。料理はされますか」などの質問が並ぶ。夫婦と会話しているかのようだ=マルクト朝市実行委員会提供

 サービスの流れはこうだ。

 選書を申し込んだ人の手元に…

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