「本当に居るのか、会えるのか」幻すぎるブランドガニ、記者が追った

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佐藤美千代
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 「本当に会えるのか?」。

 そんな文句で希少価値をうたう最高級ズワイガニのブランドが、冬の日本海で生まれた。その名も「輝(かがやき)」。500万円の初値がニュースにもなり、一目見ようと記者が訪ねると、まさにブランドが作り出される現場に行き着いた。

 輝が誕生する瞬間を求めて、昨年12月半ばから、石川県漁業協同組合かなざわ総合市場(金沢市)の夜セリに足を運んだ。認定が行われる場所は、県産ズワイガニが多く入荷するこの市場と加賀支所(石川県加賀市)の2カ所だ。

 輝の候補となるカニは、複数で箱詰めされるその他大勢とは別待遇で、水を張った箱に1匹ずつ生かして運び込まれる。セリ場で審判を待つ間、太いハサミで箱のふたを押し上げ、逃げ出そうとするつわものも見かける。

 目利き担当の漁協職員が、各候補の重さや甲羅の幅を順に測る。持ち上げて全身をくまなく調べ、硬さや色つや、傷の有無をチェックする。2キロ近くあっても「色がちょっと」「身入りがいま一つ」と容赦なくはじく。

500万円の初値が話題になった「輝」。いったいどんなカニなのでしょうか。記事後半では、ブランドに込めた地元の思いや期待もご紹介します。

■4回訪ねてみたものの…

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