奄美の離島からつかんだ甲子園 九州準Vの大島「島の人に恩返しを」

仙崎信一
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 鹿児島県奄美市の大島は、2014年以来8年ぶりの選抜出場。14年は「21世紀枠」で選ばれたが、今回は離島勢として初めて県大会を制し、九州大会準優勝という文句なしの成績で、「島から甲子園」という夢を自力でつかみ取った。

 奄美大島にある県立高校。1、2年の野球部員32人は、ほとんどが奄美群島の出身で、島の人たちも大いに盛り上がっている。

 チームの中心は最速146キロの左腕エース、大野稼頭央投手(2年)。昨夏の鹿児島大会でチームを8強に導き、秋の県大会では全試合を投げ、6試合中4試合でサヨナラ勝ち。準決勝と決勝はいずれも延長タイブレークの末に勝利するなど、粘り強さが持ち味だ。九州大会でも初戦相手の大分舞鶴を引き分け再試合で下し、勢いに乗った。

 この日、黒木哲二校長から「選抜決定」を伝えられた選手たちは、顔をほころばせて喜びあった。

 武田涼雅主将(2年)は「粘り強い野球で、ベスト8以上をめざしたい」と目標を語り、塗木哲哉監督は「甲子園で勝って、島の人たちに恩返しがしたい」と話した。(仙崎信一)