「どうするかなぁ」佐渡金山推薦 悩んだ首相が安倍氏に電話した理由

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安倍龍太郎
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 普段はめったに使わない全否定の言い回しに、焦りがにじんだ。

 28日夜の首相官邸。岸田文雄首相は、テレビ局のライトを浴びながら記者団の前にあらわれた。「総理は方針転換をしたということなんでしょうか」。記者を見ながら耳を傾けていた首相だったが、質問が終わると同時にこう強調した。「まったく当たらないと思っています」

 佐渡金山遺跡(新潟県佐渡市)の世界文化遺産登録をユネスコに推薦するか、先送りするか――。「本日、決定したわけであります。変わったとか、転換したという指摘は当たらないと思っています」。硬い表情のまま力を込めたが、実際は違った。

 「どっちもメリット、デメリ…

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    前田直人
    (朝日新聞コンテンツ戦略ディレクター)
    2022年1月29日12時37分 投稿

    【視点】プチ鹿島さんがコメントプラスに寄せた一文のオチは、まったくそうですね。いまや死語になった「善隣友好」的な外交観を引き継ぐ宏池会政権としては、隣国との間に無用なナショナリズムをかき立てるようなことはしたくなかったはずです。推薦見送りの公算が大

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    プチ鹿島
    (時事芸人)
    2022年1月29日10時9分 投稿

    【視点】年頭のコメントプラスで、岸田首相は過去の首相では誰に似ているかという話をしました。私が思い出したのは小渕恵三氏。小渕さんは人柄のイメージなどでいつの間にか安定しつつ、そのうちなんでも飲み込んでしまって「本当は怖い小渕政権」とさえ当時言われて