「スマホを袖の下に隠して文字入力」共通テスト流出、出頭の大学生

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 大学入学共通テスト初日の15日、「世界史B」の問題が試験中に外部に流出したとされる件で、香川県警に出頭して関与を認めた女子大学生(19)=大阪府=が、「スマートフォンを袖の下に隠して文字を打った」などと話していることが捜査関係者への取材でわかった。女子大学生は香川県外の出身で、「知らない土地に出頭すればうわさが広まらないと思った」と話していたことも判明した。

 文部科学省関係者などによると、問題を流出させたとみられる人物は、15日午前の世界史Bの試験が終わった後、世界史Bの問題を送信した家庭教師の大学生に「次は古文漢文よろしくお願いします!」と通話アプリでメッセージを送っていた。午後の国語の試験中とみられる時間帯には「一旦(いったん)古文漢文なしでお願いします」と送信していた。

 一方、捜査関係者によると世界史B以外の教科の流出は確認されておらず、女子大学生は他の教科については「ばれるのが怖くてやめた」と話したという。警視庁は今後、説明通りスマホの操作が可能かどうか再現実験などを行う。また、大学入試センター職員が不要な業務を強いられた偽計業務妨害の疑いがあるとみて任意で捜査を進めているが、女子大学生は「カンニング目的だった」と話しており、業務妨害の意図の有無を慎重に判断する方針だ。