柏市長と関連の政治団体にコロナ助成金→ほぼ同額で「借入金返済」

石原剛文
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 千葉県柏市の太田和美市長と関連があった政治団体に対し、国の新型コロナ対策の助成金が支給され、ほぼ同額が太田氏に借入金返済として支払われていたことが、政治団体の政治資金収支報告書で分かった。いずれも市長就任前の2020年に行われた。

 政治団体は、太田氏が当時代表だった「都市経営フォーラム」(柏市)と、太田氏の秘書を務めていた人物が代表となっていた「美政会」(松戸市)。

小学校休業等対応助成金の26万円

 収支報告書によると、都市経営フォーラムには20年8月28日、小学校休業等対応助成金の26万7050円が支給された。コロナによる小学校などの休校に伴う保護者支援を目的に事業者に支払われる助成金で、支給後の8月31日に、同額が太田氏に「借入金返済」として支出されていた。

 美政会には雇用調整助成金の60万7080円が20年6月24日に、18万2千円が8月5日に支給された。この助成金はコロナの影響による休業手当などを助成する。6月の支給後の同30日にほぼ同額の60万円が、8月5日の支給については20日後に同額の18万2千円が、太田氏に「借入金返済」として支出された。

 千葉労働局によると、二つの助成金は、条件を満たせば政治団体も支給対象となる。太田市長は、今後の記者会見で経緯を説明する意向を示している。(石原剛文)