WHO西太平洋地域事務局長の葛西健氏、人種差別発言か 海外報道

ローマ=大室一也
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 世界保健機関(WHO)西太平洋地域事務局(フィリピン・マニラ)の葛西健事務局長が、人種差別的な発言をしたなどとして現地のスタッフから告発されたと、AP通信が27日に報じた。葛西氏は発言を否定している。

 AP通信によると、葛西氏は、新型コロナウイルスに関する会議で特定の国籍のスタッフに差別的な発言をしたり、日本政府にワクチンに関する機密情報を伝えたりしたとされる。AP通信によると、葛西氏は「職員に厳しく接してきたのは事実だが、特定の国籍の職員を標的にしたことはない」などと述べた。

 葛西氏は医師で、厚生労働省宮崎県庁などでの勤務を経て、2014年にWHO西太平洋地域事務局次長兼事業統括部長に就任。18年の同事務局長選に立候補し、当選した。同事務局は六つあるWHOの地域事務局の一つで、日本や中国、豪州などを担当している。(ローマ=大室一也)