夜中に「土下座」要求も 医療者と患者・家族のトラブル避けるには

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遠藤隆史、編集委員・沢伸也
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 埼玉県ふじみ野市の立てこもり事件で、散弾銃で撃たれて亡くなった医師の鈴木純一さん(44)は、渡辺宏容疑者(66)=殺人容疑で送検=の母親の訪問診療に携わっていた。渡辺容疑者は立てこもる間、警察官に「訪問看護に怒っていた」と話したという。医療の現場では、患者やその家族から暴言や暴行を受けることもある。トラブルをどう避ければよいのか。

 東京都内の大規模病院に勤務する男性医師は、宿直時に診察した患者に「土下座しろ」と怒鳴られ、身の危険を感じたことがあるという。

 宿直中の夜中には詳しい検査などができないため、「できるだけ昼間に来た方がいい」と言ったところ、患者は「言い方が悪い」などと激高し、土下座を要求された。夜中で他に人もいないため身の危険を感じ、看護師とともに患者に謝罪し、看護師を診察室から逃がしたうえで自分も退避したという。

 男性医師によると、手術や診療方針については時間をかけて説明をしているためもめることは少ない。トラブルになるのは日常のささいな場面という。

医療従事者と患者側のトラブルは少なくありません。記事の後半では、こうしたトラブルの実態に詳しい関西医科大の三木明子教授に病院側の対応のあり方を聞きました。

 「けがや病気のせいか、患者…

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