岸信夫防衛相がオスプレイに試乗 「安定飛行を確認」

松山尚幹
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岸信夫防衛相が搭乗したV22オスプレイ=2022年1月29日午前10時49分、千葉県木更津市の陸上自衛隊木更津駐屯地、代表撮影
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 岸信夫防衛相は29日、陸上自衛隊木更津駐屯地千葉県)を視察し、暫定的に配備されているオスプレイに試乗した。試乗後、岸氏は記者団に、「高度に安定した飛行が行われることを確認した」と述べ、安全性を強調した。

 オスプレイは米国製で、垂直に離着陸できるヘリコプターと、高速飛行ができる固定翼機の両方の特徴を持つ。政府は2013年にオスプレイ導入を決定。南西諸島有事の際、陸自相浦(あいのうら)駐屯地(長崎県)を拠点とする「水陸機動団」を運ぶ役割を想定している。

 防衛省は佐賀空港(佐賀県)への配備を目指しているが、地元の理解が得られていない。このため、20年から木更津駐屯地に配備を開始。「5年以内」の暫定的な配備としている。昨年末までに試験を終え、今年は訓練などの本格運用を目指している。

 この日、岸氏を乗せたオスプレイは木更津駐屯地を離陸後、東京湾を飛行。その後、記者団に今後の見通しを語り「(佐賀空港への配備が)スケジュール通りに進むように頑張って参りたい」と話した。

 また、岸氏は駐屯地で隊員に向けて訓示。「領土を断固として守り抜くためには、空中機動力を生かして部隊を迅速に展開することが求められている」と述べ、オスプレイの重要性を強調した。(松山尚幹)

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オスプレイに試乗後、会見する岸信夫防衛相=2022年1月29日午後、千葉県木更津市の陸自木更津駐屯地、松山尚幹撮影