佐渡金山推薦、韓国メディアは批判 日韓関係に「新たな摩擦」 

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ソウル=鈴木拓也
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 佐渡金山遺跡(新潟県佐渡市)の世界文化遺産登録を目指し、ユネスコに推薦する考えを岸田文雄首相が表明したことについて韓国メディアは、28日夜の岸田氏の表明直後から一斉に報じた。「硬直した韓日関係が一層、悪化する」(保守系東亜日報)との見通しとともに、岸田氏の姿勢を批判的に報じるメディアが多かった。

 文在寅(ムンジェイン)政権に近い進歩(革新)系のハンギョレ新聞は29日付朝刊で、「日本は韓日関係悪化に責任を負うべきだ」との社説を掲載した。推薦に慎重だった岸田氏が土壇場で方針転換を図ったのは「安倍晋三元首相の圧力」と言及。日韓関係の悪化は「日本政界で、反韓や嫌韓を原動力とする極右勢力の影響力が大きくなったため」と持論を展開し、佐渡金山の推薦で「韓日関係をさらに深い泥沼に陥れることになるだろう」と指摘した。

 一方、文政権と対立する保守…

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    遠藤乾
    (東京大学大学院法学政治学研究科教授)
    2022年1月31日15時39分 投稿

    【視点】 東アジアだけでなく世界の経済に大きな影響を与えた日本の金。それは、明治以前の経済史上の一大トピック足りうる。  しかし、近現代政治史のなかで半島出身者の強制労働がそれを支えたことは、まぎれもない事実。その事実をみずから政治化して、他者の