台湾の北京五輪代表団、開・閉会式を欠席へ 呼称めぐり反発か

台北=石田耕一郎
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 台湾の蔡英文政権は1月28日、2月4日から始まる北京冬季五輪の開会式と閉会式に、選手4人を含めた代表団15人が出席しないと発表した。中国政府の新型コロナウイルス対策に関連し、入境のための航空便の調整がつかなかったことを主な理由としている。選手らは試合には参加する。

 一方、中国政府の国務院台湾事務弁公室(国台弁)の朱鳳蓮報道官は1月26日の会見で、台湾の五輪参加状況について問われ、「中国台北代表団」との呼称を使った。これに対し、台湾側が1989年に中国側と結んだ合意に基づき、「中華台北」とすべきだと反発していた。今回の式典欠席と関連している可能性もある。

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 2008年にあった北京夏季五輪に、台湾の代表団は「中華台北」の名称で参加し、開会式でも行進していた。(台北=石田耕一郎)

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    井本直歩子
    (元競泳五輪代表・国連職員)
    2022年1月31日20時28分 投稿

    【視点】台湾の「中華台北 Chinese Taipei」の名称による五輪参加、オリンピック代表選手団の旗(梅花旗)の歴史は、1981年の政治交渉に遡り、非常にセンシティブな問題。「台湾」ではなく、「中華台北」ですでに譲歩してきたと考える台湾人にとっ

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