イタリア大統領選、8回目の投票で決着 現職マッタレッラ氏が再選

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ローマ=大室一也
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 国会議員と州代表の投票で決めるイタリアの大統領選挙で29日、現職のマッタレッラ氏(80)が再選された。2月の任期満了後、2期目は務めないと表明していたが、ドラギ政権を支える連立与党に推され、続投を受け入れた。

 大統領選は上下両院の議員と州代表の計1009人が投票する。当選に必要な得票は1~3回目の投票は3分の2以上、4回目以降は過半数で、この日は7回目と8回目の投票が行われた。

 ドラギ政権は、議会最大勢力の五つ星運動、中道左派民主党中道右派のフォルツァ・イタリア、右派の同盟などの寄り合い所帯で、上下両院ともに議席が過半数を占める政党はなく、党派を超えて候補者を擁立する必要があった。

 投票は24日に始まったが、候補者選びで主導権を握りたい各党の思惑が入り乱れて統一候補を出せず、8回目の投票を前にマッタレッラ氏の擁立で合意に至った。

 マッタレッラ氏は、同国南部…

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    遠藤乾
    (東京大学大学院法学政治学研究科教授)
    2022年1月31日15時21分 投稿
    【視点】

     主人公は、再選されたマッタレッラ大統領というより、ドラギ首相。彼は、クリスマスの際に大統領職への意志を明確にした。しかし、ドラギなきあとの議会と政府がどうなるか全く不明で、議員数削減合意後に予定された選挙法改正がならぬまま、諸政党がどれも