このおまわりさんは本当にあかん 「完落ち」男に言わしめた若手警官

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遠藤美波
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 兵庫県警姫路署の取調室で、押し黙っていた男(68)が口を開いた。

 「全部、言うわ」

 警察用語で「完落ち(カンオチ)」と呼ばれる、全面自供が始まった。たぐりよせたのは2年目の女性警察官だった。

     ◇

 1月6日午後2時すぎ。姫路駅南交番に勤務する岡本咲希巡査(21)は先輩の坂田由史(ただちか)巡査部長(32)とともに、姫路市の繁華街、魚町をパトカーで巡回していた。

 署や2人への取材によると、平日昼間で人通りが少ない中、カラフルな赤いブルゾンを着た60代くらいの男が前を歩いていた。

 男はパトカーを見た。坂田さんと目が合うと、すぐに視線を外したという。「いかにも警察官を避けるようだった」

 坂田さんと岡本さんは思わず目を合わせる。「怪しい。行こか」

職務質問に素直に応じた男。しかし所持品からある物が見つかったのをきっかけに、2人の警官との攻防が始まりました。

 岡本さんは助手席を飛び出し…

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