「息子としてはこれで…」 良純氏ら石原4兄弟、取材に応じる

 元東京都知事石原慎太郎氏の死去を受け、1日夕、長男の伸晃氏ら4兄弟が東京都大田区の自宅前で報道陣の取材に応じた。家族葬で見送り、後日お別れの会を開く予定という。4人は、石原氏を支えた人たちへの感謝を述べた。

 4人によると、石原氏は膵臓(すいぞう)がんを患い、昨年10月に再発していたが、先週までは日に1~2時間ほど机に向かい、執筆活動を続けていた。

 石原氏の自宅で最期に立ち会った四男で画家の延啓(のぶひろ)氏らによると、朝から普段と様子が異なり、呼吸が苦しそうで天井を見上げているような状態だった。顔や頭に手を触れていると徐々に呼吸が落ち着いたが、午前10時ごろ、そのまま息を引き取ったという。

 「安らかに息を引き取ったので、息子としてはこれで良かったのかなと思う。父を長い間応援していただき、家族一同御礼申し上げたい」

 元衆院議員の伸晃氏は、石原氏が昨年末短編集をまとめた後に「これが俺の遺作だな」と言っていたエピソードを紹介。「政治家としての経験が長い父だが、最期まで作家として仕事をやり遂げた。冥福を祈るばかり」と語った。

 次男でタレントの良純氏は「作品を愛した皆様、政治家として一緒に支えてくれた皆さん、スタッフの皆さん、晩年わがままな父を面倒見てくれたみなさんにお礼をしたい」と述べた。三男で衆院議員の宏高氏は「目指すべき政治家の先輩だった。追いつけないが、父を目指してこれからも頑張りたい」と語った。