茨城、初の転入超過 つくばが子育て世帯に人気「1千万円ほど安い」

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佐々木凌、鹿野幹男
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 昨年1年間の茨城県への転入が、転出を2029人上回り、外国人を含む集計を始めた2014年以降初めて「転入超過」に転じた。東京23区が「転出超過」に初めて転じたのとは対照的だ。県は、コロナ禍でテレワークが進み、在宅勤務が可能になったことなどが影響したとみている。

 住民基本台帳をもとに総務省が1月28日に公表した人口移動報告でわかった。21年の県内への転入者は5万6580人。前年からの増加数は3501人で、47都道府県で最多だった。転出は5万4551人で、前年から1272人減った。

 県計画推進課の担当者は「企業誘致など県の施策が実りつつある。新型コロナでテレワークが普及したこともあり、都心からの移住が増えたのではないか」と受け止める。茨城県への転入は東京都からが1万1558人で最も多かった。

 茨城の他に転入超過だったのは神奈川、埼玉など10都府県。茨城の他に山梨、群馬も14年以降で初めて転入が転出を上回った。1都3県の周辺へ人が流れる傾向が見て取れる。

 市町村別にみると、転入超過は14市町村。つくば市が4643人と桁違いの最多だった。土浦市水戸市阿見町守谷市と続き、比較的都心への交通アクセスがよい自治体が上位に多い。つくばみらい市龍ケ崎市、那珂市東海村常総市かすみがうら市笠間市古河市、境町も転入が転出を上回った。

 一方、他の30市町村は転出超過だった。県の担当者は「進学や就職を機に東京に出てしまう人が依然として多い。若い人が茨城に残り、出た人が戻ってきてくれるような環境づくりを進めていきたい」と語る。

全国2位、子育て世帯に人気のつくば市

 つくば市への転入は、転出を…

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