日米外相が電話協議、北朝鮮のミサイル発射「深刻な懸念」

野平悠一
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 林芳正外相は2日午前、ブリンケン米国務長官と電話で協議した。両氏は今年に入ってミサイル発射を続ける北朝鮮について、「深刻な懸念」を共有。「日米同盟の抑止力、対処力の強化が不可欠」として、日米韓の枠組みも含めて引き続き緊密に連携していくことで一致した。

 協議は日本側の申し入れで行われた。北朝鮮は1月30日に中距離弾道ミサイルを日本海に向けて発射しており、両氏は北朝鮮を含めた地域情勢を話し合った。

 協議後、林氏は「日本や地域、国際社会の平和と安定を脅かすものだという共通認識のもと、北朝鮮の完全な非核化に向け、日米、日米韓で引き続き緊密に連携していくことで一致した」と記者団に語った。

 林氏によると、協議は日韓関係にも及んだという。2023年の佐渡金山遺跡(新潟県)の世界文化遺産登録へ向けた日本の動きに対し、韓国が反発しているが、林氏は「佐渡金山はやりとりはなかった」とし、詳細については「外交上のことなので控えたい」と述べるにとどめた。

 両氏は、ロシア軍との緊張が続くウクライナ情勢についても議論。引き続き「重大な懸念」を持って注視することや、ウクライナの主権と領土の一体性への支持を確認した。(野平悠一)