トイレのリフォーム、コロナ禍で関心拡大 感染防止へタッチレス化
北川慧一
コロナ禍で在宅時間が長くなった影響で、水回りのリフォームへの関心が高まっている。感染防止対策として衛生面に目を向けるほか、「巣ごもり」が定着して快適さを求める動きが強まっている。
調査会社の矢野経済研究所は2021年度以降、キッチンやお風呂、トイレなど水回りを中心とする住宅設備の市場の拡大が続くと見込む。営業活動が制約されたことの影響で20年度は前年比6・2%減の1兆7637億円だったが、21年度は同3・4%増の1兆8242億円に回復し、22、23年度も増加を予測する。
福岡市にある「パナソニックリビングショウルーム福岡」の浦田久人所長は「どう便利に暮らせるかを考え、こだわりを求めるお客さまが増えた」と話す。
パナソニックの20年8月の…