事前届で「一体開発」指摘 太陽光発電の大規模開発免れる

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嶋田圭一郎
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 愛知県南知多町での太陽光発電設備の設置工事が大規模な山林伐採を招き、町民らの反対を受けて工事を中止した名古屋市の業者が2019~20年、岐阜県恵那市で、複数に分割した開発計画を事前に届け出たのに対し、市が「一体開発」に当たると指摘、自治会も反対して大規模開発を免れていたことが分かった。

 恵那市によると、名古屋市北区に本店を置くディーエスエス(DSS、木下誠剛社長)は19年8月、恵那市の岩村町と山岡町の山林で、地番ごとに「小分け」した複数の開発計画を、当時の条例に基づき市に事前に届け出た。

 これに対し市は、地番が隣接し、全体の開発面積が1千平方メートル以上になるため、「一体開発に当たる」と指摘。排水や防災の計画などを添えて届け出るよう求めたが、その後、連絡はなかったという。

 恵那市の太陽光発電に関する条例は土地開発条例をベースに策定され、担当者は「排水や土砂災害で地域住民に迷惑がかからないよう配慮している」と話す。

 計画地のうち、NHK連続テレビ小説「半分、青い。」(18年4~9月)のロケ地となった岩村町では、石畑地区・丸山での計画面積が4083平方メートルに及んでいた。自治会は20年2月にD社が開いた説明会で、豪雨時に土砂災害を誘発する恐れがあるとみて受け入れなかったという。

 翌21年8月の西日本を中心…

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