衆議院の議席配分見直し、自民に不満 透ける身内の事情と「火種」

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菅原普
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 一票の格差を是正するための議席配分の見直し作業が、次の衆院選に向けて進んでいる。6年前に国会で導入を決めた「アダムズ方式」に基づき、人口の多い都市部に定数を多く割り振る。だが、ここに来て自民党の一部で、この方式への批判が過熱。専門家からはこうした動きに、投票の価値の平等を損ないかねないとの懸念の声が上がる。

 「腹立たしい。地方には迷惑な話だ」。自民の二階俊博元幹事長は1月上旬のラジオ番組で、衆院の定数配分の見直しに不快感を示した。二階氏は和歌山3区選出。政府の審議会が進めている区割りの見直し案では、和歌山を含む15都県で「10増10減」となる。

 自民は、伝統的に地方の支持基盤が厚い。人口の変化に合わせて地方の議席数も薄くなるアダムズ方式の初適用が迫るなか、党内で「地方の声が国政に反映できなくなる」といった反発が強まる。

「言い出しっぺがひっくり返せば、どう見られるか」

 透けるのは、地方の議席減と…

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