原発は「グリーン」か、割れるEU フランスは歓迎、ドイツは反対

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パリ=疋田多揚、ロンドン=和気真也、ベルリン=野島淳
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 原発を温暖化対策に役立つエネルギーと見なすかどうか。欧州連合(EU)の欧州委員会は、「グリーン」な経済活動を列挙する「EUタクソノミー」に原発を盛り込み、関連の事業に投資を呼び込みやすくする方針を決めた。だが、EU内の意見は割れたままだ。

数十年ぶりに原発建設再開へ

 電力の7割を原発でまかなう原発大国のフランスは欧州委の判断を歓迎する。一度は踏んだ原発推進へのブレーキを解除しつつあるからだ。

 東京電力福島第一原発の事故後、オランド前大統領は原発依存を2025年までに50%へ下げる目標を掲げた。だが、マクロン大統領は達成時期を35年に先延ばしし、昨年11月には「数十年ぶりに原発の建設を再開する」と表明した。

 マクロン氏は原発を成長産業…

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