スノボ日本男子HP勢「本当にトップ3」 中井孝治さんが語る理由

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エキスパートの目 中井孝治(プロスノーボーダー)

 自分の滑りを各選手がしっかり決められたら、日本勢が表彰台独占の可能性もある――。そう感じているのが、スノーボードの男子ハーフパイプです。

 昨夏の東京五輪スケートボードで出場した平野歩夢選手(23=TOKIOインカラミ)はわずか半年の準備期間しかないのに、最近のワールドカップ(W杯)での滑りを見ると「4年前より進化したな」と感じます。

 似ているとはいえ、スケートボードとスノーボードは別物。足が固定されていないスケボーで培った繊細な足先の感覚を、うまく雪上に応用できている印象です。ただ、この短期間で調整するのは、本当に彼にしかできないことでしょう。

 先日の大会で披露した大技「ダブルコーク1440」と「スイッチダブルコーク1440」のコンビネーションは、平昌五輪では100%の力を出し切って飛んでいるように見えました。でも、今は8割ぐらいで飛んでいる感じ。完全に自分のものにして、すごくにじむ余裕に進化が透けました。

 夏季五輪に挑戦した歩夢選手が雪上から離れていた間、トップを守り続けていた戸塚優斗選手(20=ヨネックス)も、当然金メダルの有力候補です。

 昨季はW杯、Xゲームズ、世界選手権を全て制覇。どの競技も同じですが、「勝ち続ける」ことはすごく大変です。技術はもちろん、メンタルをずっと高い位置でキープしなければならない。そんな中、けがをせずに結果を出し続けてきたのは単純にすごい。

 平昌五輪でも、戸塚選手の力は十分に高かったと思います。ただ、演技途中でパイプの縁に落下し、途中棄権。あの苦い経験によって、普段のW杯と五輪がどう違うのかが身に染みて分かったはずです。今度こそ、実力を発揮してくれるんじゃないかと期待しています。

 今季のW杯開幕戦で優勝した19歳、平野流佳選手(太成学院大)の強みは若さでしょう。勢いがすごい。失敗を恐れていないから、本当に120%の力で全開で全て挑んでくる滑りは魅力的です。

 戸塚選手はずっと王者で、歩…

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