米軍3千人近く東欧に派遣へ ウクライナ情勢に対応、追加の可能性も

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ワシントン=高野遼
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 緊迫するウクライナ情勢に対応するため、米国防総省は2日、3千人近くの米軍部隊を東欧に派遣すると発表した。ドイツに駐留する部隊から約1千人をルーマニアに派遣し、米本土から約2千人をポーランドとドイツに増派する。

 同日に記者会見をしたカービー報道官は、ウクライナ国境へのロシア軍の増強が過去24時間においても続いていると指摘。「北大西洋条約機構(NATO)の東方における抑止と防衛を強める必要がある」と述べた。米軍部隊について「ウクライナで戦うことはない」とも明言した。

 ルーマニアへの派遣は、同国政府からの要請に基づくもので、数日以内に実施予定。ドイツに駐留する陸軍のストライカー部隊から約1千人を派遣する。また、米本土から派遣する約2千人のうち約1700人はポーランド、約300人はドイツに向かう。

 カービー氏は、今回の派遣は「一時的なもの」だと説明した。また、必要となれば今後も東欧諸国に追加で米軍を派遣する可能性もあると述べた。

 一方、米軍は1月24日に約…

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    佐藤優
    (作家・元外務省主任分析官)
    2022年2月6日8時31分 投稿
    【視点】

     米国の建前は、ルーマニア、ポーランドなどNATO加盟国の安全を保障するということですが、ロシア軍がルーマニアやポーランドに侵攻する可能性は皆無です。にもかかわらず、中東欧に米軍を派遣するのは、ロシアのウクライナ侵攻を抑止するためと米国は考