物価上昇さなかの春闘 連合と経団連はどうのぞむ

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藤崎麻里、友田雄大
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 ことしの春闘は、物価が上がりつつあるなかで迎えた。連合は定期昇給を含めて4%程度の賃上げを求めており、昨年は1%台だった賃上げ率がどこまで回復するのかが注目される。交渉にのぞむ姿勢を、連合の芳野友子会長と、経団連で春闘を担当する大橋徹二副会長(コマツ会長)に聞いた。藤崎麻里、友田雄大)

連合の芳野会長「賃上げ、景気回復のカギ」

 オミクロン株の感染拡大で後ろ倒しになっても、日本経済が今後回復していくことは間違いないと考えている。景気回復のカギとなるのが、今春闘での賃上げではないか。

 (原材料やエネルギーなどの)物価の上昇が消費者物価にも波及しつつある。賃上げを実現することで、個人消費を回復させ、経済の好循環を起動させていくべきだ。経済の後追いでなく、未来志向で人への投資を進めるべきだ。内部留保も積極的に活用するべきだ。

 中小企業には(原燃料のコストが膨らんだ分を)大手企業との取引価格に転嫁できるか、という問題もある。中小の賃上げ原資を作るためにも、政府には買いたたきがおきないよう環境整備を求める。

 企業の規模、雇用形態、男女間の格差是正はなかなか進まない。(経団連の春闘方針である)経労委報告には、日本の社会経済が抱える構造的な課題への分析がほとんどない。解決への道筋を示してほしかった。

 日本の賃金水準は停滞してき…

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