「最もミステリアスなスポーツ」カーリング 石が曲がる原理わからず
カーリングは「最もミステリアスなスポーツ」と称されることがある。
カーリングの石の素材は花崗岩(かこうがん)で、重さ約20キロ。投じた石に回転を加えることで、野球の変化球のように右や左に曲がっていく。
ただ、この曲がる原理がまだ正確に解明されていない。例えば、コップを回転させて机の上を滑らせると、時計回り(右回転)なら左、反時計回り(左回転)なら右に曲がっていく。一方で、カーリングの石は回転方向と同じ向きへと曲がっていく。右回転なら右へ、左回転なら左へ、という具合だ。
回転した石の片側の氷が少し解けるため、薄い水の膜ができて、その方向に曲がるという見立てもあるが、定説はない。(室田賢)
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