IS指導者狙った作戦、米大統領「成功」 自爆で死亡、シリア北西部

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ワシントン=高野遼、イスタンブール=高野裕介
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 バイデン米大統領は3日、米軍の特殊部隊がシリア北西部で軍事作戦を実施し、過激派組織「イスラム国」(IS)のアブイブラヒム・ハシミ・クライシ指導者を標的とした作戦に成功したと発表した。同指導者は自爆により死亡したという。衰退が続くISだが、米軍による指導者を狙った作戦は、支持者らを新たな攻撃にかき立てる可能性もある。

 バイデン氏は同日に演説し、「昨夜の作戦は主要なテロ指導者を戦場から退場させた。世界中のテロリストに、我々は追いかけて見つけるという強いメッセージを送った」と述べた。

 在英の反体制派NGO「シリア人権監視団」(SOHR)は、今回の作戦で子どもや女性を含む13人が死亡したとしている。

 同日に記者会見した米政府高官によると、作戦は数カ月前から準備し、昨年12月にバイデン氏に報告した。バイデン氏は今月1日朝に決行を決断した。2日夜はホワイトハウスのシチュエーションルームで、2時間にわたる作戦の推移を見守ったという。

 クライシ指導者が住む建物に…

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    三牧聖子
    (同志社大学大学院准教授=米国政治外交)
    2022年2月4日15時46分 投稿
    【視点】

    バイデンはじめ米政府高官は、今回の作戦が「人道的」だったことを強調している。バイデンは、民間人の犠牲を最小限に抑えるために、空爆ではなく特殊部隊という手段が選択されたことを強調し、オースティン国防長官ら政権高官からも続々と同様の発言があった