トルコ大統領がウクライナを訪問 ロシアとの対話仲介に意欲

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イスタンブール=高野裕介、キエフ=喜田尚
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 ウクライナ情勢が緊迫するなか、トルコのエルドアン大統領は3日、ウクライナの首都キエフを訪問し、同国のゼレンスキー大統領と会談した。北大西洋条約機構(NATO)の一員でありながらロシアのプーチン大統領とも密接な関係を持つトルコは仲介の動きを強めるが、背景には複雑な事情もある。

 「我々は(ロシアに併合された)クリミア半島を含め、ウクライナの主権と領土の保全を支持し続ける」。エルドアン氏は会談後の会見でこう述べる一方で、対話を仲介する姿勢を見せた。ゼレンスキー氏は、「エルドアン氏の仲介者としての役割に感謝している」と応じた。両国は、自由貿易協定などにも署名した。

 エルドアン氏はこれまでも「ロシアの軍事行動やウクライナの占領は賢いものではない」などと述べ、対話を呼びかけていた。3日には、プーチン氏が北京訪問の後、トルコを訪れる予定だと明らかにした。タス通信によると、ロシア側は先月27日、「訪問は新型コロナの状況などが落ち着いてから」などとし、時期については明確にしていなかった。

ウクライナと良好関係

 トルコはウクライナに対し…

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