高級食パンブーム、続く? パン1万個食べ歩いたマニアが独自分析

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片田貴也
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 街を歩いていると、2斤で800円以上もする高級食パン専門店を目にすることが増えました。出店ブームは続いていますが、一部の店が閉店するなど「陰り」を指摘する声も出てきています。

 国内外のパン1万個以上を食べ歩いたというパン専門家、片山智香子さんによると、現在は高級食パンブームの「第2波」だといいます。その背景や、今後の行方はどうなるのか。片山さんの「独自分析」によると――。

ブームの背景に「手土産需要」

 片山さんいわく、ブームの理由の一つが、手土産需要だ。

 高級食パン店の先駆けとも言える「乃が美」、「銀座に志かわ」などの手提げ袋は高級感があって和な雰囲気。スイーツが中心だった手土産市場に受け入れられた。

 また、「迷わずゾッコン」や「アゴが落ちた」など、一風変わった名前の店も目立つ。こちらは、多くがベーカリープロデューサーの岸本拓也さんのプロデュースによるもので、全国100店以上ある。店の袋は変わった絵も描いてあり、話のネタになりやすい。

 「中身に千円くらいのものが入っているのがわかることで、手土産にちょうど良い。加えて、日本人で食パンが嫌いな人は少ない。ギフト需要と相まって爆発的なブームになったと言われています」と片山さんはいう。

 「銀座に志かわ」の店舗数は、2019年が48だったのが、22年1月時点で122と拡大(うち、2店舗は改装中)。13年創業の「乃が美」は22年2月1日時点で260店舗に増えている。

異業種参入が次々、でもブームには「陰り」?

 高級食パン店が増える背景に…

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