米政府「IS、脅威であり続ける」 死亡の指導者、建物にこもり指揮

有料会員記事

ワシントン=高野遼、イスタンブール=高野裕介
[PR]

 バイデン米大統領は3日、米軍特殊部隊の軍事作戦により、シリアで過激派組織「イスラム国」(IS)のアブイブラヒム・ハシミ・クライシ指導者が死亡したと発表した。米政府は、ISに大きな打撃を与えるものの、脅威は今後も残るとの認識を示した。

 バイデン氏は演説で、「この作戦は、テロリストが世界のどこに隠れようと、米国にはそれを排除する能力があると証明するものだ」と述べた。

 米国防総省や政府高官らによると、シリア北西部アトマでの作戦は1日に大統領の承認を得て、3日朝に実施された。米政府は数カ月かけてクライシ指導者の住居を特定。建物内にISと無関係の子どもらが同居していたことから、空爆ではなく特殊部隊による地上作戦を選び、模擬訓練を重ねてきたという。米側には8月にアフガニスタンの対IS戦で多くの民間人の犠牲を出した誤爆の反省もあったとみられる。

 作戦当日、バイデン氏らはホワイトハウスのシチュエーションルーム(危機管理室)に集まり、リアルタイムで報告を受けた。

 特殊部隊はヘリで現場に向か…

この記事は有料会員記事です。残り1571文字有料会員になると続きをお読みいただけます。