アサリの産地偽装はっきり 日本産と中国産の判別法、東京大など開発

有料会員記事

神田明美
[PR]

 アサリの産地偽装が問題となるなか、貝殻に取り込まれた金属元素ネオジムから、貝類の産地を調べる手法を東京大や弘前大などのチームが開発した。スーパーで「熊本県産」として売られていたアサリをこの方法で調べると、中国産と同様の値が出たという。論文は1月、国際専門誌フード・ケミストリーに掲載された。

 ネオジムは、磁石にも使われる希土類元素の一つ。同じネオジムでも中性子が多くて重いものと、逆に軽いものがあり、地質によって割合が異なる。こうしたネオジムが沿岸に流れ込んで貝の殻に取り込まれるため、ネオジムの重さの割合を調べることで、貝がどこで育ったかがわかるという。

 チームは、国内12地点と中国4地点で育った天然アサリを調べ、地質の古い中国と新しい日本で、ネオジムの重さの割合に明確な差が出るのを確かめた。

 さらに、スーパーで「福岡県産」「熊本県産」「中国産」として売られていたアサリを調べたところ、「福岡」は他の日本産と似た値だったが、「熊本」は中国産と同様の値だった。

 東京大大気海洋研究所の田中…

この記事は有料会員記事です。残り298文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【7/11〆切】スタンダードコース(月額1,980円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら