詐欺防ぎたい鑑識係長の絵心 「ブタドリルくん」防犯漫画で手口指南

森下友貴
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 埼玉県内でも毎日のように起きている特殊詐欺被害。防止に役立ててもらおうと、埼玉県警朝霞署の警察官が防犯漫画を描き、県警のホームページで公開している。犯行の手口のほか、電話の機能を使った対策などを分かりやすく紹介し、注意を促す内容だ。

 作者は同署鑑識係の佐々木啓太係長(38)。署内で使う鑑識技術の教材にイラストを描くなど、これまでも絵心を仕事に生かしてきた。業務後の時間や休日を使い、被害者の視点で描くことを心がけたという。

 漫画は「時よ戻れ! 奪われた預貯金!!」など全4話。架空の70歳男性である浦福貴一(うらふくきいち)さんが、大金をだまし取られたことから物語が始まる。豚を模した防犯の妖精「ブタドリルくん」が登場し、ストーリーが展開していく。

 佐々木さんは「詐欺事件の鑑識活動として、被害者の話を元に被疑者の似顔絵を描くこともある。特殊詐欺被害の多さを肌で感じており、少しでも多くの人に興味を持ってもらいたい」と話している。漫画にはQRコードからもアクセスできる。(森下友貴)