青銅の剣、作った! 吉野ケ里歴史公園で「鋳込み体験」

長沢幹城
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 佐賀県の吉野ケ里歴史公園(吉野ケ里町、神埼市)で5日、青銅を鋳込んで青銅器をつくる体験イベントがあり、親子連れたちが剣や銅鏡、勾玉(まがたま)つくりを楽しんだ。

 吉野ケ里遺跡で発掘された「把頭飾付細形有柄(はとうしょくつきほそがたゆうへい)銅剣」と「後漢鏡」「勾玉」を青銅で複製する、というもの。銅剣は42センチ、後漢鏡は7・4センチ、勾玉は3センチあり、いずれも原寸大での再現に取り組んだ。

 参加者は、炉で約1160度まで熱して真っ赤になった青銅を型に流し込む「鋳込み」を体験。その後、熱を冷ました青銅器をやすりや研磨剤などを使って磨いた。

 くすんだ色合いだった青銅器は、磨くにつれ黄金色に輝き始めたが、公園のスタッフは「鏡のような表面になるまで1~2時間では出来ません。持って帰って磨く作業を楽しんで下さい」と声をかけ、参加者は重さ約1・3キロの銅剣などを持ち帰った。

 唐津市から参加した会社員野中恵介さん(46)は「昔の人は危険な作業と、大変な労力をかけて青銅器を作っていたのが分かった。身近に置いて眺めて楽しみます」と話していた。(長沢幹城)