「カープは心の支え」駅も赤く染まる港町 宮崎・日南キャンプ60年

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辻健治
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 プロ野球・広島カープ宮崎県日南市でキャンプを始めて今年で60年の節目を迎えた。

 日向灘に面した人口約5万の地方都市。新型コロナウイルスの影響で昨年は沖縄での1軍キャンプだったため、日南では2年ぶり。球音が響く街は、再び赤く染まっている。

 JR油津駅から歩いて10分弱の天福球場。1963年、港町の山あいに立つこの球場が、広島のキャンプ地となった。

 こいのぼりが球場周辺や市街地に掲げられ、選手たちが宿舎と球場の間を徒歩や自転車で行き来する様子は、日南の2月の風物詩だ。

 「カープは日南の人にとって心の支えなんです」。広島の5年目右腕、ケムナ誠投手(26)はそう話す。

 米国人の父と日本人の母を持ち、米国ハワイ州生まれ。サーフィン好きの父ブルースさんが日南の海の波を気に入って、ケムナが5歳の時に一家で移り住んだ。

 「幼稚園の頃から毎年、カープのキャンプを見るため球場へ通っていた」。ケムナは振り返る。

 広島のキャンプは選手と間近に接することができたから、自然と広島のファンになった。「大竹(寛)さんは名前を覚えてくれて、『誠くん』と呼んでくれたのがうれしかった」

 だが、地元の油津中から県立…

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