アニメとコラボした自転車ツアー企画 むつ市職員の法人
安田琢典
青森県むつ市の職員らが地域おこしに取り組む一般社団法人「シモキタクリエイト」が、この夏に自転車ツアー「下北サイクリスト応援企画」を行う。下北半島を自転車で巡るもので、途中の飲食店や宿泊施設などでスタンプを集めていくラリー方式だ。
青森市から野辺地町に向かい、大間町までは国道279号を北上するコース。沿道の飲食店や宿泊施設などにスタンプ台を設け、ゴール地点の大間町で記念品がもらえる仕組みだ。
サイクリングなどのアウトドアスポーツは、コロナ禍もあって注目されている。同法人代表理事の高木将人さん(35)は「むつ市大畑町や風間浦村は昨年8月の大雨で被害に遭った。ツアーが復興の一助になれば」と話す。
参加者を増やすためオリジナルのアニメキャラクターも登場する。高校生が自転車競技に打ち込むアニメ「弱虫ペダル」は人気が高い。コース中に通過する横浜町は、2008~09年に放送されたアニメ「CLANNAD~AFTER STORY(クラナド アフターストーリー」の舞台とされ、今も多くのアニメファンが訪れる。高木さんは「アニメファンがツアーに参加すれば沿道店舗の集客につながる」と意気込む。
ツアーは7月1日~8月31日。完走者にはオリジナルタオルや下北半島の特産品などが記念に贈られる。同法人はスタンプ台を設置する店舗などを募集しており、問い合わせは同法人のフェイスブック(https://www.facebook.com/shimokita.create/)からメールで。(安田琢典)
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