職場のコロナ対策は「不十分」と主張 コールセンター従業員がスト

橋本拓樹
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 KDDIの子会社でコールセンターを運営している「KDDIエボルバ」の従業員が、職場の新型コロナウイルスへの感染予防対策が不十分だとして、ストライキをしている。従業員らが8日に会見し明らかにした。休業中の賃金全額の補償などを求めている。

 従業員らによると、ストをしているのは東京都新宿区にあるコールセンターの正社員や契約社員計6人。職場では1月19日から2月1日にかけて約20人がコロナに感染した。職場内での感染や濃厚接触者は確認されなかったとして、会社側は運営を継続しているという。

 従業員らは1月26日以降にストをしており、さらに9人の参加を予定しているという。PCR検査による陰性確認や休業中の賃金補償、感染予防を理由とした休暇取得への人事評価の改定などを要求している。

 従業員の一人は「他のコールセンターでも同じ問題が起きている。変異種が拡大した時に出社が求められることのないよう、会社には要求を受け入れてほしい」と話した。

 KDDIエボルバの広報は、希望者へのPCR検査を準備しており、追加の感染対策なども検討するとしている。要求内容については「個別の申し入れへの回答は差し控える」という。

 労働組合「総合サポートユニオン」は、職場の集団感染や感染予防対策について、10日午後5~9時と11日午後1~5時に相談を受け付ける。電話番号は0120・333・774。(橋本拓樹)