純・熊本産なのに売れないハマグリ アサリ偽装余波「風評被害で…」
大木理恵子
外国産のアサリが「熊本県産」として大量に出回っていた問題が、ハマグリの取引にも影響を与えている。こちらは純・熊本県産の天然ものなのに、売れなくなっている。
アサリやハマグリなどを扱う川口漁協(熊本市南区)では、熊本県が県産天然活(い)きアサリの出荷停止方針を発表した後、ハマグリが大量に返品される事態が起きた。
漁協によると、3日、県外の商社に天然ハマグリ計約2トンを出荷。業者に販売するための選別まで済んでいたが、5日になって商社から「風評被害で売れないため、引き取ってもらえないか」と連絡を受けた。6日にやむなく引き取り、有明海の漁場に戻したという。
売り先のめど立たず
ひな祭り前の2月は、ハマグ…
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