羽生結弦、4回転半は両足着氷 フリーに向け「明日、頑張ります」
北京五輪のフィギュアスケート男子でショートプログラム(SP)8位からの巻き返しを目指す羽生結弦が9日、サブリンクで練習を行った。
10日のフリー冒頭で予定する前人未到のクワッドアクセル(4回転半)に挑戦したが、成功はなかった。
フリー「天と地と」の曲をかけての練習では、4回転半に挑んだが、両足で着氷。終盤は、4回転半で転倒し、右足を気にするそぶりを見せた。
SPで1回転になってしまった4回転サルコーや、4回転―3回転の連続トーループはきれいに着氷した。昨年の全日本選手権では組み込んでいなかった4回転ループやトリプルアクセル(3回転半)―3回転ループの連続ジャンプも着氷した。
練習後、取材エリアを通過する際には、報道陣に「ありがとうございます。明日、頑張ります」と力強く話した。
足は大丈夫かと質問されると、左拳を突き上げ、「頑張ります。ありがとうございます」と言い、会場を後にした。
SP8位の羽生は、首位のネーサン・チェン(米)に18・82点差をつけられている。(岩佐友)
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